イギリス英語を映画で楽しもう!007スペクターはロンドンシーン多め!
イギリス英語を映画を観ながら楽しく学びたい!そう考えているあなたにおすすめな映画があります。それは…
「007スペクター」(2015年)です!
英語はSPECTRE。
なぜ、この映画でイギリス英語を楽しめるのかというと、主人公のジェームズ・ボンドがイギリスの秘密情報部(MI6)の情報部員でイギリス英語を話し、上司Mもイギリス英語を話すなど、ストーリーのベースはイギリスロンドンMI6を基点に作られているからです。
もちろん、映画にでてくるシーンはイギリスロンドンだけでなく、007の活動範囲は世界中のため、メキシコシティ・ローマ・オーストリア・モロッコのシーンが出てきます。
この007スペクターでは、007スカイフォールと同様に、007カジノロワイヤル・007慰めの報酬よりもロンドンのシーンがかなり多いので、イギリスやロンドンが好きな方はより楽しめます。
この記事では、映画007スペクターのあらすじ、キャスト、私が観た感想についてご紹介しますので、イギリス英語を学びつつこの映画についての情報を知りたい方はぜひ参考にしてください。
映画007スペクターのあらすじ

ダニエル・クレイグ版007の第四弾である「007スペクター(SPECTRE)」。
メキシコシティで単独で行動をし、新聞に載ってしまったボンド。上司のMに停職を言い渡される。
ボンドが少年時代を過ごしたスカイフォールで焼け残った写真をマネーペニーから受け取ったボンドは、その写真に隠された謎を迫るべく、Mの制止を振り切り単独でローマへと向かう。
ローマで、メキシコシティで格闘してボンドが殺した男の葬式で、スキアラの妻と出逢い、悪の組織の存在に近づき、会合に潜入。
オーストリアのアルタウスゼーでボンドはミスターホワイトと再会する。もう自分は長くないというホワイトにボンドがボスは誰かと尋問すると、「アメリカン」「ホフラー診療所に行け」とだけ言ってホワイトは自らを銃で撃ってしまう。
ホワイトの残した言葉を手掛かりに、雪山にあるホフラー診療所にボンドが到着。ボンドが診察室に入ると医師はホワイトの娘マドレーヌだった。
マドレーヌからアメリカンの意味を聞き出そうとするが診察室から追い出される。追い出された後に、マドレーヌが数人の男に車で連れ去られてしまう。
それを見たボンドは小型飛行機で追いかけて銃撃戦の末、マドレーヌを救いだす。
マドレーヌにアメリカンの意味を再度聞くと、アメリカンとはホテルアメリカンというホテルの名前のことであると教えられる。
真相をさぐるべく、ボンドとマドレーヌは、モロッコにあるタンジールという地に向かい、ホテルアメリカンに到着する。
ボンドが部屋の中を探すが何も見つからない。部屋の中にいたねずみが逃げ込んだ穴を見つけてその上の壁をたたきわると、そこには書斎のような作業スペースがあり、そこでミスターホワイトがボスを追跡していた痕跡がPCに残っていた。
PCに残っていた情報をもとにミスターホワイトのボスがいる北アフリカをめざすボンドとマドレーヌ。到着したのは悪のスペクターの秘密基地だった。
その秘密基地で、悪の組織スペクターのボスであるブロフェルドが姿を現す。カジノロワイヤルやスカイフォールのことはすべてブロフェルドが仕組んだことだったと明かす。
ボンドはそこで捕らわれの身になり、ひどい拷問を受けるものの、Qがボンドに渡していたオメガの時計のおかげでその場から逃れてマドレーヌと逃げ出すことができた。秘密基地も爆破装置をめがけて発砲していたため爆破された。
しかし、ボンドとマドレーヌがロンドンに帰ったところで、別々に何者かに連れ去られてしまい、連れてこられたのはスカイフォールの回で爆破されたMI6の建物の中。ボンドが矢印をたどっていくとガラス越しにブロフェルドが現れる。秘密基地は爆破されたが生き延びていたのだ。
マドレーヌをこのビルの中に監禁したことと3分後にこのビルは爆破するとブロフェルドが告げたあとヘリでビルをあとにする。
必死でマドレーヌを探すボンド、声がするところをみつけてマドレーヌを救い出し、ビルが爆破する中ボートでぎりぎり炎から逃げることができた。
テムズ川にでたボートはそのまま進んで、ヘリで逃げるブロフェルドを狙撃するボンド。ヘリがウェストミンスター橋に墜落したところで、ボンドは逃げようとするブロフェルドに銃を向ける。撃てとブロフェルドに言われるが撃たずにマドレーヌのところに向かう。そのあと、Mがブロフェルドを逮捕。
QがMI6で作業中に、忘れ物をしたと言ってボンドが登場。忘れ物はスカイフォールで大破したアストンマーチンの修理をQにお願いしていて、その引き取りだった。ボンドはマドレーヌを助手席に乗せてロンドンの街に走り去っていった。
映画007スペクターのキャスト
それでは、007スペクターのキャストをご紹介します。
ジェームズ・ボンド役
ダニエル・クレイグ
・イングランド生まれ
・6代目ジェームズボンド役に抜擢
・5作品に出演。5作品目の007ノータイムトゥダイは2021年に公開予定
本作からのM・ギャレス・マロリー役
レイフ・ファインズ
・イングランド出身
・ハリーポッターでヴォルデモート役
・グランドブダペストホテルの主演
Q
ベン・ウィショー
・イングランド出身
・映画パディントンのパディントンの声
・映画メリー・ポピンズのパパ役で出演
イヴ(ミス・マネーペニー)役
ナオミ・ハリス
・ロンドン出身
・007シリーズのスペクター、スペクター、スペクター、ノータイムトゥダイに出演
ビル・ターナー役
ロリー・キニア
・イングランドロンドン生まれ
・007シリーズの慰めの報酬、スペクター、スペクター、ノータイムトゥダイに出演
・映画「イミテーションゲーム」「マン・アップ!60億分の1のサイテーな恋のはじまり」に出演
上記がイギリス英語を話す出演者です。
この出演者の話す英語を聴きイギリス英語学習にお役だてください。
また、ボンドガールはフランスの女優さんが出演されています。
マドレーヌ役
レア・セドゥ
・フランスの女優
・「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「グランドブダペストホテル」に出演
・2021年公開の007ノータイムトゥダイにも出演
映画007スペクターの感想

映画007スペクターは今までのダニエル・クレイグの007の総まとめでした。
今までの悪役を振り返るシーンや、カジノロワイヤルで惜しくも亡くなったボンドの恋人ヴェスパーのことなど、過去作品の内容がところどころ含まれています。
そのため、007作品をスペクターから見ると理解が難しい場面もあるので、なるべく今までの作品である「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」を見てからスペクターを見た方がいいですね。また、すべて記憶が新しいうちにみるとより理解しやすくて楽しめると感じました。
アクションは相変わらず激しくて冒頭のメキシコシティでの格闘は、動き回るヘリの中でハラハラしっぱなしでした。
敵2人を振り落として、ヘリで一人になってロンドンに向かうボンドの表情はまさに勝者のほほえみ。さっきまで死闘を繰り広げていたのに、優雅にヘリでロンドンまでの遊覧飛行をはじめたらほほえみがこぼれるなんて、緩急の付け方が尋常じゃないですね。
メキシコシティからロンドンに戻ったボンドに、009に受け渡す最新鋭のアストンマーチンを見せたあと、ちょっと目を離したすきにボンドが勝手に乗っていってしまうシーンがなんともボンドらしい。実際にオーストリアのカーチェイスシーンで、車の後ろから炎が噴射したり、この先道がないというところでAirのボタンを押すと運転席の頭上が開いて上に発射してパラシュートで降りてくるというところまでの仕掛けも備わっていてまさに最新鋭の車でした。
ボンドとマドレーヌがスペクターの秘密基地に向かう際、スペクターの手先が迎えにきた車がロールスロイスでした。今までのダニエル・クレイグ作品では初めてロールスロイスの登場。車が好きな人は英国車がいろいろ見られるのも007作品の楽しみのひとつですね。
ロンドンらしい部分として、終盤のシーンでMが食事をしているところにQとマネーペニーが合流するレストランが1798年創業でロンドン最古のレストラン「ルールズ」でした。ロケ地として使われるということは、ロンドンと言えばここ!という場所なのでしょう。Mの雰囲気に合っているお店で、伝統的で美しいインテリアで、いつか行ってみたいと思いました。
この作品のストーリーはブロフェルドとボンドとの少年時代の関係が鍵になっていて、その闇が深くて怖かったです。その関係についてはネタバレになってしまうので書けませんが…。その関係が冒頭のスカイフォールで焼け残った写真に映し出されていたとは…と映画を観ながらなるほど!と点と点がつながったときスッキリしました。
ストーリーがどんどん展開していくため見ていて全然飽きないです。最後はボンドとMI6のメンバーの活躍で敵を倒すところがあっぱれ!爽快感を味わえました。
複雑な事柄が絡み合った問題を解決するために、緊張感マックスで常に死と隣り合わせのシーンの連続の007作品。
特にこのスペクターはダニエル・クレイグ版の今までの伏線の回収的な映画としてとても楽しめますので、おうち時間に家にこもって、何かに没頭したい人は、ダニエル・クレイグの4作品を通して見ると非現実の世界を楽しめますのでおすすめです!
映画007スペクターはイギリス・ロンドン好きは絶対見るべきスパイアクション映画!

今回は、イギリス英語を聴くことができる映画「007スペクター(SPECTRE)」についてご紹介しました。
この作品では、ジェームズ・ボンドやMやQやマネーペニーのイギリス英語を聴いてイギリス英語を学ぶことができます。
アストンマーチンの機能が前回からさらにグレードアップしていてその点も見どころです。
後半はロンドンが舞台でクライマックスに向かっていきます。ビッグベン、国会議事堂、テムズ川、ロンドンアイ、ルールズなどロンドンらしい場所もたくさん映りますので、ロンドンが恋しい人が楽しめる作品です。
2021年春にダニエル・クレイグ版ジェームズボンドの最後の作品となる「007ノータイムトゥダイ」が公開されます。
その公開前のダニエル・クレイグ版007の過去作品のおさらいとして「007スペクター」を再視聴することで、007のスリルや緊張感を思い出すことができますので、ぜひおうち時間にご視聴ください。
2021年10月1日公開の最新作「ノータイムトゥダイ」を記念して、
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この作品では、メキシコシティ・ローマ・オーストリア・モロッコのタンジール・ロンドンが舞台となっています。
海外旅行に行くことができないときは、ボンド目線で脳内トリップして世界各地やロンドンの風景や雰囲気に浸りましょう!
ダニエル・クレイグ版007の第一弾!
『007カジノロワイヤル』についてはこちらの記事をどうぞ。
ダニエル・クレイグ版007の第二弾!
『007慰めの報酬』についてはこちらの記事をどうぞ。
ダニエル・クレイグ版007の第三弾!
『007スカイフォール』についてはこちらの記事をどうぞ。