エレベーターはイギリス英語ではリフト、エレベーターはアメリカ英語
イギリスではエスカレーターのことをエスカレーターと言いますが、
エレベーターのことは一般的にエレベーターとは言いません。
ではエレベーター(Elevator)のことを、
イギリス英語では何というか…
答えは「リフト(Lift)」です。
実際にロンドンのホテルやお店で、
エレベーターのあるところには必ず「リフト(Lift)」と書かれていました。
リフトって、スキー場で上級者レベルの高い所へ連れて行ってくれる乗り物のことじゃない?と思ったのは私だけではないはずです。
そこで、確認のために、英英辞典でリフト(Lift)を調べてみました。
Lift…a machine that carries people or goods up and down to different levels in a building or a mine.
(建物や鉱山の中で、上下異なる階層へ人や物を運ぶ機械)
これはもう間違いなくリフトは、エレベーターのことですね。
試しに同じ辞書でエレベーターを調べてみました。すると…
Elevator…a machine that carries people or goods up and down to different levels in a building or a mine.
なんと、一語一句変えずにまったく同じ意味の説明文で、
エレベーターの意味とリフトの意味は全く同じということが確認できました。すっきり!
また、Elevatorの意味の後ろに(BrE Lift)という言葉が添えられていて、
辞書の一番前に、BrE=British English(イギリス英語)と注釈がありますので、
エレベーターはイギリス英語ではLiftですよ~ということです。
イギリスでエレベーターを探しているときは、Elevatorは使わずにこう言いましょう。
- Could you tell me where I can find a lift?
- Where is the lift?
英語力や表情で観光客ということは隠しきれなくても、「Lift」を使うだけで、
イギリス英語を知っているというささやかなアピールができますよ。
アメリカ英語とイギリス英語
アメリカ英語とイギリス英語の違いは主に、
「単語自体の違い」、「スペルの語尾の違い」、「発音の違い」です。
今回のエレベーターとリフトは、単語自体が違うパターン。
日本に暮らしていて日常生活の中で自然とイギリス英語を知る機会はなかなか無いと思います。もちろん個人的に映画、書籍、新聞などからイギリス英語を学ぶことが出来ますし、ネット社会の現代では簡単にインターネットやアプリなどでイギリス英語に関するウェブサイトや動画を見ることも出来ます。
イギリス映画やドラマなどを見ていて、予想外な英語を使っているシーンを見つけた場合、かなりの確実でそれはイギリス英語だったということが考えられますので、イギリス英語探しゲームという意識で映画などを楽しむのも面白いかもしれません。
出典: Oxford Advanced learner’s Dictionary 現代英英辞典
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